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The Important Book

「たいせつなこと」

 

窓際に赤いりんごと赤いチョウ、巻き上げられたカーテンの向こうに赤いトンガリ屋根が見える、のどかな風景の表紙。素朴な描写なのに、誰の心にも眠っていた場面を呼び覚ます絵。 キャラクターも動物も出てこない絵本です。でも、いろんな大切な事を教えてくれます。例えば、「グラスに とって たいせつなのは むこうがわが すけてみえること」

空、風、雪、雨、花、虫、毎日使っているスプーンや靴、そんな当たり前すぎてつい見過ごしている、自然やモノと人とのかかわりを、即物的な目で丹念に捉えなおす。さらにこの絵本には、その先がある。そのモノがそのモノであるために大切なことは何かを、ずばっと言い当て、なるほどと納得させる。

 

たいせつなこと。りんごにとって大切なのは丸いこと。当たり前のことを主人公にした不思議な絵本。この本をつい最近クリスマスプレゼントに友達にプレゼントした。友達が仕事の人間関係でとっても悩んで相談をうけた時、この本だ!とすぐに思った。大切なことはあなたがあなたでいること。大切なのはあなたがいつもの笑顔でいること。って伝えたかった。

 

この本を書いたのは『おやすみなさいのほん』のマーガレット・ワイズ・ブラウン。前に紹介したRunnaway Bunnyも彼女のもの。彼女はあたり前だと見過ごしてしまうものを題材にした本が結構多く私は大好き!いつも目に留めないものに目を留めて感謝することができる。

大切なものって何だろう?

りんごにとって大切なことは丸いこと。
スプーンにとって大切なことはそれで食べれること。
靴にとって大切なことは足を入れることができること。
雪にとって大切なことは白いこと。
雨にとって大切なことはぬれていること。

そのほかにも空、風、花、虫など自然のものが取り上げられているのが素敵。子供って自然の変化などにとっても敏感。私が前に面倒を見ていた4歳の男の子は毎日公園に行く途中にいろんなことを観察してそれを言葉にしてくれた。「あの雲はアイスクリームの形だね」「この木の葉っぱは全部落ちているのにあっちの木の葉っぱは全部ついてるね」「てんとう虫は赤に黒の点がついているのか、黒に赤の点がついているのかどっちかなあ」などなど。道端にさいた小さな野花を見て感動したり、キレイな石だと言ってポケットに入れたりするのを見るととってもほほえましい。私達大人ももっともっと自然に目を留めたいなと思う。

この本に書かれているように大切なものって普段当たり前すぎて気にかけることがないようなものなのかもしれない。聖書の中の私の好きな箇所に、「教会はキリストの体です。一人一人は器官です」というたとえ話がある。その中で、どの器官がどの器官よりすぐれているということはなく、すべての器官があってこそ一つの体になると書いてある。なので一つの器官が痛むときはすべてが痛む。なるほどと思う。頭が痛いとき、体すべてがダウンしてしまうことがある。とっても小さい傷だけど紙で指をきった時、食器を洗うたびにずきずき腕全体が痛んだりした。一つ一つの器官が違う働きをするがすべて大切なんだと痛感する。

ムダ毛にたとえても、ワキ毛だって人間の体温をキープしているワキの下を守ってくれている。眉毛がなかったら汗が目に入る。鼻毛は外の異物が入ってくるのを止めてくれる。すべてが大切なもので、すべてに役割があるんだなって思う。人間だって一緒。みんなに役割があってムダな人なんていない。

私がこの本について勉強した時、クラスメートがとってもいい模擬レッスンを見せてくれた。幼稚園の年長さんを対象に。まずこの本を一通り読んで、そのあとにもう一度1ページづつみんなで大切なことを考える。たとえば、りんごにとって大切なことって何だろう?って。本には丸いことって書いてあるけど、ほかに、「食べれること」「おいしいこと」「赤いこと」などなどほかにもいっぱいある。子供達は目をキラキラさせて色んな大切なことを言ってくれた。それが終わったあとに、一人一人の子供達にとって大切なことを皆で出し合って、そのクラスのオリジナルの大切な本を作った。その中には、「ランスにとって大切なことは、黄色が好きなこと。小さいこと。妹がいること。」「コールにとって大切なことは、メガネをしていること。茶色い髪の毛。歯が抜けていること。」「カルロスにとって大切なことは走るのが速いこと。空手をすること。茶色いこと」などなど。とっても素敵な本ができました。

大切なことをたくさん教えてくれるこの絵本!ぜひぜひ子供だけではなくて大人にメッセージブックとしてプレゼントするのもお薦めです。日本語もとっても訳が素敵なのでお薦めです。
 

 

Mama, If You Had a Wish

「いいこってどんなこ?」


Bynny坊やがお母さんに「いいこって、どんなこ?」とたずねました。絶対泣かない子がいい子?それとも、何もこわがらない強い子がいい子?おかあさんは次々からでてくる質問にひとつひとつやさしく愛情豊かに答えます。「じゃあ、おかあさんは、ぼくがどんな子だったら一番うれしい?」と聞かれたとき、「いまのままの坊やが好きだよ」と答える。

 

「いいこってどんなこ?」という日本語のタイトルがついているこの本。前回に続いてウサギが主人公。よこ考えたら私のもっている絵本にウサギとクマがやたら登場する。好きなのかもしれない。英語もとっても短くてシンプル。1ページに1〜3センテンスくらい。内容もGuess how much I love youに似ていて、親の底なしの子供への愛を描いている本で、すべての疲れているお母さん達にお薦め。3分で読める最高の育児書!!

 

私がこの本に出会ったのは不思議なきっかけだった。フェニックス市の図書館で子供達に日本の文化に触れてもらいたいと思って日本語の絵本を探していた時、何冊か探していたいかにも日本を紹介してまーす!みたいな絵本をいくつか見つけた。その中に2,3冊この本を書いたJeanne Modesittさんの本があったのです。というのも彼女がアリゾナにすんでる人で図書館に日本語版を寄付してくださったみたいで。そこに座り込んでこの本を読みました。本当に心温まるほんで涙をこらえるのが必死でした。

そのときの私は仕事で1人の6歳の女の子の面倒を見てたのですが、その子は本当はいい子なのですが家庭崩壊、母親の育児放棄によって傷つきとってもわがままな子になっていました。私もそのわがままに振り回され、大きな声をはりあげて怒ってばかりいたのです。朝起きて彼女が着替えもしないでテレビの前に座っているのをみて、おはようのハグもしないで「もう6歳なんだから起きたらまず制服に着替えることくらいわかってるでしょ?」「昨日のランチボックスかばんにいれっぱなしでしょ?明日から出さなかったらランチ作らないからね」と朝いちでグチグチ言ってた。それも彼女のことを思って、立派の大人になってほしいからって思っててやっていたことなのだが。でもこの本にあるお母さんのように、「BunnyはBynnyらしくしていてくれるのが一番よ。だっておかあさんは、いまのバニーが大好きなんですもの」って心をもっていなかった。

早速このの英語版を借りてJちゃんに読んであげた。(私は日本語版のほうが好き)BunnyのところをすべてJちゃんの名前に置き換えてよんであげた。そしたらJちゃんは、「マリは私のおかあさんじゃないけど、同じくらい好きだよ。神様と同じくらい愛してくれてるかなあ」って言ってくれました。そのとき、ほんとこの子と出会えてよかったって思った。1年寝起きをともにしたあとのGood-byeは辛かったけど、1年間でとっても成長してくれたJちゃんをみてとってもうれしかった。

どの子供もこのお母さんのように”無条件の愛”で愛されているんだっていう事を知る必要があると思う。もちろん悪いことは必ず注意しないといけないと思う。でもその後に、あなたのした事はとっても悪いことでお母さんは大嫌い、でもあなたのことは大好きだよっていうのを教えてあげたい。私も子供を叱ったあと必ず、子供を抱きしめてI Love Youと伝えるようにしている。でもあまりにも怒ってしまって出来ないときがある。反省。

 

Guess How Much I Love You

「どんなにきみがすきだかあててごらん」

 

子どもはみな、親の愛がどれほど大きく深いものであるかを確かめたがるものだ。『Guess How Much I Love You』に登場する「小さな茶色い野ウサギ」は、愛情の大きさを測る方法を見つけた気になっている。「ぼくは、きみが、ぼくよりもうまく、やれることを、でもぜんぶ、やれるよ!」の主旋律から変奏曲をつむぎだすように、「小さな茶色い野ウサギ」は、自分がどれだけ「大きな茶色い野ウサギ」のことを好きか、繰り返し宣言する。しかし、あるときは両手をいっぱいに広げ、またあるときは思いきり高く飛び跳ねて、なんとか自分の愛情の大きさを示してみても、大きな野ウサギが優しく示してくれるもっと大きな愛にはかなわない。私たちもお互いの愛情をうまく表現できないこともあるが、この本はそれをとってもやさしい絵と心温まるストーリーでうまく表現されています。 

 

アメリカでとっても人気のこの絵本。私も初めて読んだ時、子供に読み聞かせながら自分も涙が出そうになってしまうくらい愛情に溢れた絵本です。日本でも日本語訳が出ていてこのごろ人気がでているようですが、私はあまりこの日本語訳が好きではありません。やっぱり英語で読んでこその絵本だと思います。

 

私は学生時代からずっと子供に関わる仕事をしてきた。そのうちのひとつにNannyという仕事がある。Nannyというのは住み込みで子供の世話をする仕事。ずっと子供と一緒にいるので自分の子供のように愛情がわく。一番つらいのはお別れを言うとき。とっても悲しく涙が止まらなかったとき、子供がこの本とこの本に出てくる大きなウサギのぬいぐるみをもらった。とってもうれしかった。私自身も何度か友達の誕生日、出産祝い、結婚祝い、クリスマスなどにプレゼントをした。誰にでも一冊です。

日本のあるサイトのこの本のレビューを読んでいると、ネガティブな意見もあった。「愛情の大きさという量りがたいものを親子で競う」、しかも「子供の精一杯の気持ちを、親が一枚上手(うわて)をいくことで常に踏みにじる」ということに対する嫌悪感のよう。「自己満足に陥っている最悪の母親の典型像」という意見がある。私はぜんぜん反対の意見。愛しているって言うことを相手に伝えるのはとっても大切なことで、それを伝えるためにどんな方法を使ってもいいと思う。溢れんばかりの愛情で包まれたときに誰でも幸せだと感じるはす。

「日本では言わなくてもわかっている」という事が多いと思う。それはそれで素晴らしいと思う。愛しているのは当たり前!でも私はやっぱり愛してると言ってもらったり態度で表してもらいたいほうだと思う。そして自分も、愛している人にドンドン愛してるって伝えたい。照れくさいこともあるけれど、日本人もこれからどんどん、親子で、夫婦で、友達同士で、おばあちゃんと孫、愛している人にどんどん伝えていく時代だと思う。伝えた自分も伝えてもらった相手も幸せな気分になれるはず。

さてさて、この絵本の英語のレベルはというと、中学校2年生レベルってところ。でも繰り返しが多く、内容も簡単なので2歳〜大人までにお薦め。小さいうさぎと大きいうさぎがお互いに相手のことをどのくらい好きかを広さ・長さ・高さ・距離に例えて表現するので、「as〜as」表現がたくさん出てきて、自然に身につけることができる。小さいうさぎは大きいうさぎにいつもかなわないために「あのくらい○○○だったらいいのになぁ。」という「I wish〜」という表現もたくさん出てきて、これも子供たちにマスターしてほしいフレーズなのでぜひぜひ繰り返して読んでほしい。この本に出てくるウサギのぬいぐるみつきのセットがお薦め!!

 

The Doorbell Rang

「おまたせクッキー」

 

ビクトリアとサムは、お母さんが焼いたクッキーを食べるところ。お母さんの手作りのクッキーは格別のおいしさ。クッキーは全部で12枚。さっそく2人が6枚ずつに分けて食べようとしていると、玄関のベルがDing Dong!と鳴りました。 やってきたのは、友達のトムとハナ。4人になったのでクッキーは2枚ずつに。さあ、食べようというときに、またもやベルがDing Dong!となる。今度はピーター兄弟。こうしてベルが鳴るたびに、友達の数が増えていって、1人あたりのクッキーはどんどん減っていきます。いったい最後にはどうなるのか、クッキーは食べられるのか?はらはらどきどきしながら読めます。 

 

そろそろクリスマスのシーズン。うちでは毎年2〜3種類のクッキーを焼いてクリスマスプレゼントとして家族や友達に振舞う。もちろん焼いた半分くらいは、うちのクッキーモンスターにムシャムシャと食べられてしまう。

ドアベルが鳴るときの音は「Ding-Dong!」こういう音を英語で学べるのも楽しい。この本もまたとてもリズム良く、子供たちに学んで欲しい簡単フレーズが繰り返されているのでおすすめ!

この本の対象年齢は4〜8歳となっているけど、私は実際に1歳半くらいの子から対象に使っていた。というのもこのストーリーの大切なメッセージのひとつに、お友達とシェアをするということの大切さはなるべく早くから教えておきたいこと。そして少しずつ大きくなるの3歳後半から4歳にかけての子供には、足し算、引き算、掛け算、割り算まで教えることができるすぐれもの!それも別に教えなくても、何度も読んでいるうちに子供たちが自然に飲み込んでこれ、「あっ、これで一人2枚ずつになるね」と言ってくれたりとする。

おやつをわけるという設定は子供たちが家庭の中で、お友達の家で、幼稚園でなどなどよくあることなので興味もわくはず。またこの家に集まる子供たちはいろんな髪の色、目の色、肌の色が違った子供たち。そんな子供たちが大勢あつまってワイワイとクッキーを囲む姿がとても感動的。大人たちもこんなふうに分け合えることができたらこの世の中もっと平和になるだろうにと思う。

私はこの家のお母さんがまたすごい人だと思う!私もこんなスーパーママになりたい!子供たちが次から次に来れもイヤな顔ひとつしないでよろこんで迎えてくれる。そんなこと私には出来なそう。もちろんそんなお母さんを見て育っている子供のサムもとっても心の優しい子。自分のおやつが減るとわかっていても、友達をあたたく迎えている。やっぱり子供は親や周りの大人の鏡のような存在なんだなあと思う。

私も将来この家のように、"AND THE DOORBELL RANG!"って何度も言えるような近所の子供たちが集える家庭を作りたいと思った。

 

Pete's a Pizza

「ピッツァぼうや」

 

ピートのおとうさんは、雨で退屈している息子を、あるアイデアでそれを解消してあげる。それは息子をピザの生地に仕立てるごっこ遊びだ。息子の体をひっぱったり、のばしたり、空中にとばしたり。お母さんだったらとうてい思いつかないアイデアで息子とひととき過ごす。最初は不安そうに遠巻きに見ていたお母さんも途中から一緒に参加して、3人でとっても楽しそうにピザごっこをしているのが描かれている。

 

雨の日に読みたい本!日本のながーい梅雨にはもってこいかも。お母さんの視点から書かれた本はたーくさんあるけど、なかなかお父さんの視点から書かれた本は少ないと思う。あー、こんなお父さん欲しいなあって思うはず。

英語もシンプルで、レッスンでぜひぜひ使いたい。実際にピザも作るともっと楽しい!(食べれるものでなくても画用紙などでもOK)

 

私が見ていた子供たちは毎週金曜日はランチにピザを食べる日にしていた。必ずその前後にはこの本を何度も読まされた。もちろん読むだけではなく、一人一人をピザの生地に仕立ててピザ作りをしないといけない。紙、タオル、おもちゃの野菜などなどをのせて出来上がり!とってもたのしいごっこ遊び!いつの間にか子供同士でもやり始める。想像力豊かな子供たちはいつの間にか、お互いに「今度はハンバーガーにして」「ピーナッツバターサンドイッチがいい」とかリクエストしあっていてとってもかわいい。

今の日本の疲れたお父さんたちに、ぜひぜひ子供に読み聞かせて欲しい。子供たちのたくさんスキンシップをはかって、愛してるんだよ、いつもここにいるよ、と伝えて思い切り抱きしめてあげることによって子供たちはかわっていくと思う。

 

 

 

 

I Love You, Blue Kangaroo!

「だいすきよ、ブルーカンガルー」

 

リリーは、ぬいぐるみのブルーカンガルーが大のお気に入りです。ブルーカンガルーも、そのことをよく知っていましたし、そして勿論、リリーのことが大好きでした。ところが、色んなお客様がきて、リリーに新しいぬいぐるみを次々にプレゼントし、ブルーカンガルーの場所がどんどんなくなっていきます。たくさんのぬいぐるみたちと一緒にベッドに寝かされたブルーカンガルーは、眠れないでいるうちに、とうとうベッドから転げ落ちます。そうしてカンガルーの居場所がなくなって、リリーの小さな弟のベッドへ去ってしまいました。彼がいなくなって初めて、リリーはブルーカンガルーの大切さに気づき、他のぬいぐるみは弟のところにやってしまい、また、カンガルーとふたりで寝ることになりました。

 

とっても色が鮮やかで子供達の絶対に女の子のお気に入りになる一冊!特に絵本の中のリリーが持っているのと同じちいさなぬいぐるみのブルーカンガルーがついてくるものがお薦め!絵本に出てくるブルーカンガルーを実際に抱くことができるなんてステキじゃないですか!? 小さな子には少し分が長くて難しいかなあと思ったのですが、繰り返しが多く、色んなお客さまが来てリリーにいろんなプレゼントをするのがワクワク感があるので、絵本の世界に引き込まれてしまいます。またブルーカンガルーや、新しいぬぐるみがくるたびにリリーが「I love you」と伝えるところなんかが繰り返しリズム良くでてくるのを子供達も一緒に「I love you」を口ずさむようになります。

 

この本のメッセージ。新しい友達が出来たときに、今までの友達をDisplace(置き換え)してはいけない。そしてベストフレンドでも「あなたのこと気にかけてるよ」というサインを日頃から出してあげてこそベストフレンドだってこと。私もいい友達たくさんいるけど、ちゃんと連絡してなかったりしている。反省反省。あともう一つは物を大切にすること!!

 

アメリカでのクリスマスを何度か経験したが、毎年プレゼントの多さにとってもびっくりする。私も何年か経験してやっとわかったのだが、甥っ子、姪っ子などにプレゼントをあげる時もたいてい、1つではなく2つ、3つあげる。なので10人の叔父さん、叔母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、友達、などなどからプレゼントをもらう子供達は1回のクリスマスで30個くらいもらうのは普通のこと。私もクリスマス前はショッピングがストレスになるくらい、何がいいだろうーと考えながら一人一人にプレゼントを買うのが習慣になっていた。クリスマスが終って子供達にどんなプレゼントをもらった?と聞くのが楽しい。それぞれに教えてくれるのだけど、覚えているのが2〜3つで他を忘れてしまう子供も多い。お父さんお母さんからは何もらった?と聞くと、「うーーーん。おもちゃ。」「えーどんなおもちゃ?」「忘れちゃった」という事はしょっちゅう。クリスマスに「去年何をあげたか覚えている?」と聞くと覚えていないのが当たり前になってしまってる。日本みたいにサンタクロースに1つプレゼントをもらうほうがいいのかもしれない。

 

アメリカでも日本でも言えることだけどあまりにもたくさんのおもちゃを持っていて子供達が一つお気に入りがなくなってしまうことがあると思う。また一つ一つのものを感謝して大切に心が薄れているような気がする。私の友達で、おもちゃは、誕生日とクリスマスだけと決めている家庭があった。すごいかしこいなと思った。でもきっと私にはできないだろうなー。自分がかわいいもの見つけたらすぐに手を出してしまうから。

 

 

Elmer

 

象のエルマーはジャングルに住むほかの象とは違う。他の象達は普通のグレイなのにエルマーは黄色、オレンジ、赤、紫、青、緑、クロ、白などのカラフルなパッチワーク。エルマーは、他の象と違うことが大嫌い、みんなみたいにグレイになりたいと思い、どうにかして自分の体をグレイに染める方法を見つけ出した。でも、みんなと同じようにグレイになったエルマーを他の象たちに気付いてもらえない。今まで注目されているのに慣れていたエルマーは寂しくなる。最後にはもとのカラフルなエルマーに戻ってやっと気付いたエルマー。自分じゃない自分になろうとしても駄目。そのままの自分でいたいと。

 

今、日本では毎日のようにいじめによる自殺がニュースで報道されている。子供達が、このエルマーのメッセージを理解した時、いじめが少なくなるのでないかと思う。みんなと一緒じゃなくていい、ユニークなオンリーワンでいいんだ。そして、まわりのユニークな存在を認めていくことができるんじゃないかと思う。とってもカラフルで2〜3才の子供にも人気の絵本。でもぜひぜひ大人にもプレゼントしたい本。

 

この物語は私達にとってもクリアなメッセージを教えてくれる。周りの人にばかり目がいってしまって、普通の象になりたい、みんなと同じようになりたいと思っていたエルマー。私達も同じように絶えず、願っていることじゃないかと思う。

でも私達は一人一人ユニークな存在。この世の中に1人しかない存在。まわりと同じじゃなくてもいい。ちょっとまえに流行った歌にあるように、

「ナンバーワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン」

そうです!私達はナンバーワンにならなくてもいいのです。オンリーワン!ユニークで!

ナンバーワンになろうとすると、絶えずいつ自分はナンバーツーになってしまうんだろう?自分より優れたものが現れるのをおそれるようになってしまいます。ずっとナンバーワンでいれるわけはないので。でも、自分は自分のままで、自分の個性を生かして、ユニークなオンリーワンでいると、まわりの存在におびやかされる事はありません。

私も周りと同じことをしなくてもいいんだ。周りと同じじゃなくていいんだ。私はこの世の中に1人しかいないユニークな存在だから。そして、このありのままの自分を愛してくれる人がいるから。と自分にいい聞かせています。

 

 

 

Little Blue and Little Yellow

「あおくんときいろちゃん」

 

おかあさんが買い物に出かけ、あおくんは仲良しのきいろちゃんと遊んでいるうちに驚くことが起こってしまう。いっしょにいるのが楽しくて、くっついていた2人は、みどり色になってしまう。このまま家に帰っても色が違うから、当然「うちの子じゃない」と言われてしまう。2人の体から涙の粒があふれ、悲しくて体全部が涙になってしまうと、ようやく元通りの色にもどった。

 

あの有名なスイミーという本を書うた作者のレオ・レオーニさんの作品。アリゾナに住んでいる時、週に2回図書館通いをしていた時、毎回必ず読んでいた本の一冊。日本に帰ってきてあらためて読みたくなって思わずアマゾンで買ってしまった。

この本はレオ・レオーニさんがアトリエに孫たちが遊びにきたとき、おじいちゃんが孫達にお話をせがまれ、絵の具を取り出して語ったのがこの本。なんか、ほのぼのとしていて、アトリエで子供の目線にたって、やさしく語りかけるおじいさんの姿を想像してしまう。

 

この本も大学のリテラシーのクラスで少し触れた。教授は「この本をクラスで使う時は気をつけないといけないことがある。一つはBlueとYellowが仲良くなって、二人はハグをしているうちにGreenになったというところは、性的行為を表すとみなされることがある。2つ目は、BlueとYellowが一緒になるという事は違う人種間の結婚。そしてお互いの両親が人種差別をするとみなされる。」このクラスでは何度も私はため息をついてしまった。子供がこの本を読んだときに絶対にそんなこと思わないってー!!と叫びたくなるくらい。まあ、でもこのクラスにはいろんな絵本の馬鹿げたことも、いいことも両方教わった。

初めてこの本を読んだとき、あまりメッセージが伝わってこなかった。大人がこの本を手にとって読んだとき、1回目は特に深いものは伝わらないかもしれない。私は何度も何度も読んで、やっとわかった。(ような気がする)特にアメリカ社会をよく描いていると思う。BlueとYelloの世界は、違った肌の色の人がいて、いろんな違った文化の人、いろんな宗教の人、違った性格の人、違った言語を話す人、いろんな経済背景にいる人、見た目がちがう人などなどが一緒に共存する世界。そんな中でBlueとYellowは違いを超えて、仲良くなる。一緒にいるうちに真ん中の色、Greenになってしまう。私達も違った人間と一緒に生活をする時、お互いの真ん中で会うことが必要だとおもう。どちらかがどちらかの色になるのではなくて。

あとになってGreenになったBlueとYellowが家族のもとに帰ったとき、自分の存在の気付いてもらえない。そこでもとの色に戻ったらわかってもらえた。私は若いときにアメリカに渡ったため、変にアメリカナイズされてしまった時があった。特に高校生の時は周りの友達のようにアメリカ人っぽく振舞ってみたり、日本人であることがイヤだと思ったりもした。自分のアイデンテティーがわからなくなってしまっていた大学生のころGreenになった。アメリカ人でもなく日本人でもなくなんか真ん中にいた。年をとって大人(??)になったとき、やっぱり私は日本人なんだと実感して、その喜びを味わえた。

なんかこの本は私にいろいろな事を教えてくれた。ぜひぜひたくさんの子供たち、大人にも読んで欲しいと思う。

 

The Carrot Seed

男の子がニンジンの種をまいた。ところがそれを見た家族は「出てきっこないよ」と言う。でも男の子は、毎日雑草を抜き、水やりを忘れず大切に育てる。そしてとうとう、大きな葉っぱが顔を出し、大きなニンジンがとれたのだった

 

 

私が初めてこの絵本に出会ったのは大学生の時のLiteracyという幼児教育のクラス。このクラスではいろんなステキな絵本を教えてもらった。

最後にニンジンがでてきた時に、"just as the little boy had known it would"と書かれている。この男の子は最初からこうなることを知ってた、という事。周りの大人がみんな口を揃えたように "it won't come up"って言うのだけれど、絶対に出てくる!と信じて一生懸命育てたのがすごい!

メッセージは、「周りに何を言われようとも、信じて最後まで決してあきらめない」。私がこの本に出会ったとき、大学で勉強に終われ、がんばってもがんばってもどうしても難しい科目があった。フルタイムで仕事をしながらの学生生活で大変だった。学校のアドバイザーにはこの科目を辞めて他の科目に集中したほうがいいと言われたのだけど、どうしても最後までしたかった。迷っていた時にこの本が教えてくれた。「最後まであきらめない」と。

日本に帰ってきてからレッスンで何度か子供たちに読み聞かせをした。とっても簡単なフレーズで、1ページに1〜2センテンスで読みやすい上、子供たちは釘付けになる。何よりもいいのが、今の子供たちにとってもいいメッセージ。

最後まであきらめない!

 

 

 

Little Gorilla

 「ちびゴリラのちびちび」

 

人気者のゴリラの子ども。お母さんやお父さんはもちろん、森の小さなチョウからライオンやゾウにいたるまで、みんな彼のことが大好き。たくさんの愛情に包まれた主人公がどんどん大きく成長する。そんな自分の変貌に、複雑な気持ちをかくせないゴリラの子ども。愛する親と森の仲間たちは、そんな彼にお誕生日の歌とバースデーケーキのプレゼントを贈る。
「姿、形がどう変わろうとあなたのすべてを愛している」というメッセージの詰まったサプライズは主人公の心を溶かす。成長することの喜びを親子で改めて考えさせられる。

 

とってもかわいい絵で、英語もシンプルで簡単。でも家族構成や、色んな動物の単語がたくさん出てくるのでボキャブラリーが増やせます。0歳児から5歳くらまで向けでしょうか。でも大人にもドーンと大きなメッセージを語りかけてくれる絵本です。

 

私の好きなはなしで、聖書の中の有名な話に、放蕩息子のたとえ話がある。ちょっと長い話なので、短くまとめると......

ある父親に二人の息子があった。しかし、ある日、次男坊は父親から遺産の分け前(生前分与)を受け取って遠い国へと出ていってしまう。そして、お金と自由を得た勢いで放蕩の限りを尽くし、とうとうすべてを失ってしまった。墜ちるところまで墜ちたとき、彼は初めて自分の過ちに気づいた。そして、合わせる顔がないと思いつつも、謝罪の気持ちと救いを求めて、かつて飛び出したお父さんの家に帰ってきた。

彼はどんなに叱られても仕方がないと思っていただろう。しかし、父親は帰ってきた息子をしっかりと抱きしめて、「死んだ息子が生き返った」と喜んで、盛大な祝宴を開いてくれた。

私達はみんなこの父親のように、間違えをおかしても、何をしてもありのままを愛してくれる人を求めていると思う。Little Gorillaを読んでみると、ここにはなんの条件もなしに、生まれてきたがゆえに、そこにいるだけで愛されている存在がる。多くの子供たちは「私は本当に愛されているのだろうか?」といつも不安で、それを確かめたくて悪いことをすることがある。だからこそ、親、まわりの大人たちは「おまえがおまえだから好きなんだよ。かわいいんだよ」と言い続け、愛されているという確証を心に植えつけてあげなければと思う 

 

 

 

The Rabbits' Wedding 

「しろいうさぎとくろいうさぎ」

 

白いウサギと黒いウサギは、仲良くいつもいっしょに遊んでいた。いろいろな遊びをしながら、黒いウサギはいつも困った様子で考えごとをしている。「ちょっと考えていることがあるんだ」それは、白いウサギとずっといっしょにいたいという願いだった。白いウサギの言葉どおり、「強く願えばきっとかなう」ということが、やさしい言葉で教えられる絵本。森のなかに暮らす小さなうさぎたちが真実の愛を見つけるまでを、素直な文章と見事なイラストで描いた小さなラブストーリー。くろいうさぎの悲しい顔、しろいうさぎのびっくりした顔など、表情豊かに描かれている。

 

とってもロングセラーのこの絵本。絵がとってもきれいで英語もシンプルなものが使われている、ぜひ子供に呼んであげたい一冊。この本も大学時代のリテラシーのクラスで紹介されたもの。アメリカの色んな小学校の図書館においておいてはいけないとされている本で、今は大丈夫になったようだが、アメリカ南部の多くの州はつい最近まで(10年くらい前)この本は図書室におかれていなかった。

なぜかというと、黒いうさぎは黒人をあらわし、白いうさぎは白人をあらわし、黒人と白人との結婚を最近まで認めていなかった南部の州にとっては困った絵本。この本に出会ったときはまったく、実感がわかなかったトピックだったけど、今こうして国際結婚してこの絵本の素晴らしいメッセージがジーンと心に入ってくる。結婚する時は友達や家族、多くの人に反対されたけど、本当にしてよかったと思う、このうさぎたちのように、一生一緒にいたかった。この白いうさぎの気持ちがいたいほどよくわかる。


しろいうさぎと くろいうさぎ、二ひきのちいさなうさぎが、ひろい もりのなかに、すんでいました。
まいあさ、二ひきは、ねどこからはねおきて、いちにちじゅう、いっしょに たのしくあそびました。
でもあるとき、くろいうさぎは、とてもかなしそうなかおをしました。

 


 

 

 

The Little Engine That Could

 

山の向こう側に住む子どもたちのために、赤い列車がオモチャや食料を積んで走る。ぬいぐるみ、人形、オモチャや子どもたちが大好きな食べ物は、早く男の子や女の子の笑顔が見たくて仕方がない。ところが、列車は突然動くことができなくなってしまった。「なんとかしなくては」と思ったオモチャたちは、近くを通る機関車などに応援を頼んでみるのだが、断られてばかり。最後にやってきた青い小さな機関車だけは、そんなみんなを放っておけなかった。「自分にはできるんだ」と言い聞かせ、見事、みんなを乗せ列車を引いて、山の向こう側まで走ることができた。

 

トーマスも負けてしまうかもしれないくらい、子供に人気のアメリカ人ならだれでも読んだことのある一冊。私が昔もっていた3才の男の子の大好きな絵本。お母さんの話しによると、毎日最低でも3回は読まされるらしい。他にもそういう子供はいっぱいいるはず。それほど好きなのにはわけがある。男の子の大好きな電車がいっぱいでてくる。それも絵もとってもかわいい。言葉もシンプルで繰り返しが多い。

はじめは自信があまりなく、I think I can. I think I can. I think I can.といったリズムで走り出した機関車も、そのうち楽しげにI thought I could. I thought I could...というリズムになってゆくところがまたかわいい。

英会話学校で教えていたとき、何か問題があったときなど、外国人の同僚が何度もリズムよく、"I think I can, I think I can"と「できる、できる」と自分に言い聞かせながらよく仕事をしていた。アメリカでは大人でもよくこのタイトルになってる、「The Little Engine That Could」と何か難しいことを成し遂げた時に言っているのを聞く。日本の子供たちにもぜひ読んであげたい。

 

電車好きの子供たちはあっという間に登場する機関車たちの名前を覚えてしまう!
shiny new engine(ピカピカ機関車)
passenger engine(旅客機関車)
sleeping cars(寝台車)
a dining car(食堂車)
parlor cars(特等客車)
big strong engine(強くて大きな機関車)
freight engine(貨物機関車)
kind engine(やさしい機関車)
rusty old engine(さびた古機関車)
little blue engine(小さな青い機関車)

その他に英語独特の音を表す単語も覚えてしまおう!
汽車はどんな音で走っている?
chug、 chug、 chug
puff、 puff、 puff
ding-dong、 ding-dong

こどもたちの喜ぶ声は
hurray、 hurray!

 

 

 

Runaway Bunny

「ぼくにげちゃうよ」

 

主人公の子ウサギ。想像をふくらませ、なにかになりすまて、お母さんウサギから逃げ出そうとする。しかし、お母さんウサギはどこまでも追いかけ、側にいようとする。それは子ウサギをとても愛しているから。花になると言う子ウサギに、「庭師になってあなたを見つけるわ」と答え、鳥になると聞くと「休まる木になる」と言う。愛あるお母さんウサギにだからこそ見つかるあたたかい答えに、子ウサギもついにうれしい降参。お母さんの愛する子どもでいることに、落ち着くのだ。母親の無償の愛が絵と文章いっぱいに詰まっている。

 

このお話と、今日本でも有名になっている「Goodnight Moon」はMargaret Wise BrownとClement Hurdが書いた有名な本。きっとこの2冊はアメリカのお母さん達が子供たちにベッドの中で読んであげる本だと思う。私が高校生の時に子守をしていた1歳半の男の子もこの本が大好きで、Mama, Dadaの次に出た言葉がBunnyだったと思う。

反抗期の子うさぎが何度も何度も逃げようと試みるが、お母さんうさぎはどこまでも追いかけていく。その姿が本当に自分の母親が何度も背を向けようとする私をずっとずっと追い続けてきてくれたのに似ている。15歳で単身アメリカにわたった私を、母親は遠く離れていてもずっと追い続けてくれていた。母親の愛をうっとおしく思ったこともあった。悪いことをして母親の愛情を試したこともあった。やっと母親の愛が底なしに深いのがわかった。母親にあらためて感謝だ。 

 

 

 

The Three Billy Goats Gruff

「三びきのやぎのがらがらどん」

 

大きさの違う3匹のやぎがいた。ある日、3匹は草を食べて山へ向う。だが、途中で渡る橋の下には、気味の悪い大きな妖精「トロル」が住んでいて…。大きな危険がせまっているのに、やぎたちは悠然と、むしろ楽しげに橋を渡っていく。1番目のやぎは「かた こと」、2番目のやぎは「がた ごと」、そして3番目のやぎは「がたん、ごとん」。やぎが大きくなるにつれて橋を渡る音も徐々に大きくなり、読み手の気持ちも来たるべき「おおきいやぎのがらがらどん」とトロルとの対決に向かって、どんどん盛り上がってゆく。
「チョキン、パチン、ストン」といった不思議な擬音語など声に出して読むたびに楽しさがあふれ、荒々しく迫力に満ちてはいるがユーモラスな味わいも感じられる絵。この絶妙な組み合わせが、1965年の発行以来多くの子どもたちをとりこにしている。

 

とってもユニークな擬音語がたくさん出てきて、リズムもよく英語でも理解しやすい。また、CDつきの絵本には英語と日本語と1文づつ交互に入っているので、英語初心者にはとってもありがたい。

私が子供の時に何度か読んだことがあるこの本。なぜか日本のお話だと思い込んでいた私。アメリカの図書館で見たとき思わす手にとって読んでみた。ニューヨークのある有名な絵本作家が北欧の昔話をもとに作った本らしい。

私がこの本にもっと興味をもったキッカケは、「昔話とこころの自立」(著者:松居友)という本を読んだとき。その中で、「子どもの反抗期は3度ある」という事が書かれていて、三匹のがらがらどんを取り上げられていた。簡単に説明すると....

3匹のやぎが山の草場に登って行ったので、まさに成長、自立が目的。途中、谷川の橋を渡るときその下には「気味の悪い大きなトロル」が住んでいた。このトロルが横暴で威圧的な大人を表している。

ここで小さなやぎは、「ぼくはこんなにちっちゃい」と弱さを武器に逃れる。中くらいのやぎは、「後からくる大きなやぎのほうがおいしいよ」と先を見る知恵でノリ超える。そして大きなやぎは十分に大きくて強くなっているので、トロルを骨も肉もこっぱみじんにして谷川に突き落としてしまう。こうして、第1,2,3の反抗期をみごとに成し遂げた。

本当なら子ども達はこの3度の反抗期を通って大人になる。でも今の子ども達は第2、第3、反抗期をじっくりと通ってるのではないかと思う。一体どんな大人になるんだろう?と首をかしげてしまう子ども達が増えている今日この頃。 

 

 

The Giving Tree

「おおきな木」

 

1本の木がまず、1人のやんちゃな少年に緑あふれる遊び場を与える存在になり、やがて心地よい木陰やおいしいリンゴを与える様子を描いていく。少年を喜ばせることがこの木の喜びだったが、少年の願いをかなえるためにこの木が払う代償はしだいに大きくなっていく。少年が「お金が欲しい」と言えば、寛大な木は自分のリンゴを売ってはどうかと提案し、「家が欲しい」と言えば、材木として自分の枝を切ってはどうかと提案する。やがて成長した少年は、木と遊ぶには大きくなりすぎたから代わりにボートが欲しい、とねだる。寛大な木は、自分を根元から切り倒せばその幹でボートを作ることができるだろう、と提案する。そして少年は無分別にもこの木を切り倒してしまう。「そして木はしあわせだった…」

とってもロングセラーのシェル・シルヴァスタインによるこの絵本。好きな絵本はいっぱいあるけれど、その中でも一番すきかもしれない。主人とつきあっているとき初めてもらったプレゼントがこの本だった。

 

この本も大学時代のリテラシーのクラスで紹介されたもの。アメリカの色んな小学校の図書室でおいてはいけないと禁止された本の1冊。クラスではまず本を読んでなぜ禁止されるのかという理由を自分たちで考えさせられる。私はとってもこれが苦手で、ほとんどの場合理由がわからなかった。この本の時はクラスの80%以上がわかったのに私は???。この本の中の主人公の木が「彼女ーSHE」でかかれているかららしい。このBoy−HEがこのSHEを使って使って、感謝もしない。それがフェミニストから反撃があったらしい。

こんな話を聞くたびに私が腹立たしく思う。そんなふうにしかこんなすばらしい本を見ることができないなんて、悲しい。この本とメッセージが「Giving is better than receiving」与えることのほうがもらうより素晴らしいというのはクリアー。この木は少年のために自らのものを次々に与えるとき、必ず「and the tree wasn happy」と書かれている。喜んで与えることができる心ってすばらしい。誰でも自分がたくさん恵まれて、たくさん持っているときは喜んで与えることができると思う。でも自分が富んでいないとき、喜んで与えるのは難しいと思う。私はどんな状況にあっても喜んで与えることのできる人間になりたいと思う。すべての子供たちに読んでほしい本。もちろん大人にも。 
 

 

 

クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々

 

これは、複雑な重い障害をもって生まれたクシュラという女の子の“生”のたたかいの記録であり、その成長にかかわった数多くの絵本の物語です。生後四か月から、母親がはじめた絵本の読み聞かせた。来る日も来る日も、クシュラを抱きしめ、絵本を読み聞かせた。すると…手の施しようがないと言われたクシュラが、座り、話し、読み、書き…決して諦めずなかった両親の愛が、クシュラの発達を促したのでしょうか。子どもの人生に、本がいかに大きな力をもつかを実証して、深い感動とともに長く読み続けられてきた本の普及版 。

 

この本の最後のほうに、クシュラが読んだ本の紹介がされています。年齢別にわけられていたり、クシュラが特にお気に入りだった本や、両親が選んだ絵本は素晴らしい作品ばかりです。一家に一冊は必要な本だと思います。